ドルの取扱い窓口が容易に

「59で1,000 オーストラリア・ドルが欲しい? 窓口 …」

「オーストラリアのブータン人」のソーシャル・メディア・グループは、メッセージが短い。 コメントは長く、多い。多くの人々がオーストラリアと国内のブータン人の間で、最も使われている通貨であるオーストラリア・ドルを求めて殺到している。

　国内向けの送金は減少している。 ブータン人の非公式のお気に入りの目的地であるオーストラリアへの出国を続ける中、豪ドルへの需要が高まっている。 ブータンを出国したい人、あるいは子どもを送り出したい人は、数千ドルまたは、数百万ニュルトラムに達する授業料、ビザ、その他の費用を支払うためにドルを必要としている。

　オーストラリアドルをより安いレートで必要とする不動産やビジネスに投資している人もいる。 絶望的なブータン人は、銀行の公式為替レートをはるかに超えて支払っている。 これらすべてが兌換通貨の復活を妨げている。

　これは外貨の流入からも明らかである。 外貨準備高は、3月の6億5,203万米ドルから、今年6月時点では5億3,223万米ドルまで約18％減少した。 たとえ重要な時期に4億6,400万ドルのマークを上回っていたとしても、これは急激な減少である。 6月時点の外貨準備高は、通常期の1年間の必須輸入をカバーするのに必要な基準値である6億300万ドルを下回っている。

　私たちの外貨準備高は送金に完全に依存しているわけではない。 しかし、過去にはそれが外貨準備金の増加に貢献していた。 ２０２２年のある時点では国内総生産の４．８２％に貢献していた。 これはこれまでで最高の送金流入となり、現在も旧減少しつつある兌換通貨準備金(convertible currency reserve) を維持している。

　より多くのブータン人がより多くの送金をすれば、外貨準備金は改善される可能性がある。 ブータンに住んでいないブータン人（NRB）の言うことによれば、我が国の銀行システムはNRBが本国に送金することを思いとどまらせている。 彼らは外貨準備金のことを気にしていないかもしれないが、彼らの行動は外貨準備金に影響を与えている。

　NRB に共通する不満は、人々が公式ルートを使って本国に送金する手続きが煩雑で、官僚的であるので、その手続きが妨げられるということである。 ブータン人が銀行チャネルを通じて本国に送金することを奨励するために、取り組みが実施された。 しかし、それが機能していないようである。

　国外のブータン人は、サービスの遅れや手続きに時間がかかることが、本国への送金ができない原因だと考えている。 たとえば、ブータンにオフィスを立ち上げるために来たコンサルタントは、オーストラリア・ドルをニュルトラムに両替するためにオーストラリアのブータン人を頼りにした。 同氏によれば、銀行経由でニュルトラムを口座に振り込むには2週間かかるという。

　私たちの銀行は送金を円滑にするためにオーストラリアの銀行と提携していないと多くの人が言う。 彼らにとってスムーズな方法とは、瞬時性を意味する。 多くの人にとって為替レートは二の次である。 兌換通貨を本国に送金しないことで、私たちの銀行サービスや手続きをあからさまに非難する人もいる。 多くの人は、たとえ5,000オーストラリア・ドルを本国に送金したくても、手続きが緩和されるどころか調査を受けることになると感じている。

　海外在住のブータン人が国の外貨準備高の構築において極めて重要な役割を果たすことができるのであれば、人々の本国への送金方法を緩和する必要がある。 多くのアイデアが生まれているが、サービスが実用的ではないか、サービスの背後にいる人々が仕事をしていないようである。

　ブータン人なら誰でも、それが効率的であれば正規のルートを利用し、さらにより多くのニュルトラムを払うこともあり得る。