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気温は上昇し続けている

シェラブ・ラモ

世界気象機関(WMO)によると、2023年は過去174年で最も暖かい年で、最も暖かい年として記録された2016年と2020年よりもさらに暖かかった。

地球の平均地表付近気温は、1850 ~ 1900 年の基準線より約 1.40℃高かった。

ブータン気候状況(BSC)2024によると、ブータンではプンツォリンの1日最高気温 摂氏38.5度を記録したのに対し、ハでは1日最低気温日最低気温 摂氏-10.5度を記録した。水門・気象学国立センター(NCHM)が 発行 するBSC は、毎年の国の気候の観測結果の概要を提供する年次気候監視報告書である。

報告書によると、ハーでは最低気温がゼロ以下の日数をより多く経験した(135日)と述べている。

サムツェのシプス、プンツォリン、サルパンのブーア、ウォンドゥのプナカとバジョなどの気象観測所では1日最高気温の年間平均が29.88℃と高く、一方、ハー、ガサ、パロとブムタンのチャムカールの各気象観測所では、1日最高気温の年間平均が16.28℃と低かった。

気候変動に関する国際パネルの第 6 回調査報告書は、2014 年から 2023 年までの 10 年間の年間平均気温が 1.19 (1.07 – 1.31) °C であり、世界の温暖化が続いていることを示していると述べている。

2020年のブータンの気候変動追跡調査によると、2020年から2030年の間に気温は2℃上昇すると予測されており、上昇を1.5℃に制限するというパリ協定の目標を上回っている。

一方、2023年のブータンの年間平均降水量は1794.30ミリで、1996年から2022年の長期平均と比較すると平年降水量をわずかに下回った。

年間総降水量が最も高かったのはプンツォリンで6,549.10 mm、サムツェのシプスで5,604.10 mm、続いてサルパンのブーアで5,376.20 mmであった。

ブールでは24時間雨量としては306.0ミリと最も多い雨量を記録した。 ガサは最高の降雨日数 200 日を記録したが、降雨日の最高数は蓄積降水量の多さと相関していなかった。 ブータンの南部は他の地域に比べて降水量が多かった。