アクアティック・センター(スイミングプール）の利用

ティンレィ・ナムゲイ

新しく建設されたティンプー・アクアティック・センターはしんかんとしている。

10 代の少年たちが一生懸命泳いでいる。クンザン・サンガイテンジンとテンジン・デンドゥプ・ドルジは、昨日 3 人の友人と一緒に 1 時間半泳ぎに来た。

クンザンとテンジンは高校を卒業しており、友人たちに水泳を教えている。2 人は一緒に充実した時間を過ごすためにここに来ている。

今日は訪問者があまりいなかったので、少年たちは 8 レーン、25 メートルのプールで自由に泳いでいた。クンザンにとって、水泳は家でテレビを見たり、ビデオゲームをしたりするよりも楽しいものである。プロの水泳選手になることは望んでいないが、レジャーにおける活動として水泳に専念することに決めている。

ティンプーのバベナにある水泳センター

少年たちは1時間半で500ヌルトラムの料金を支払った。クンザン氏は、同じ時間で最低700ヌルトラムを請求するホテルに比べると、この料金は妥当だと指摘する。

少年たちは施設にとても満足しているようである。水はきれいで、周囲は整頓されており、安全ロープも設置されていた。

コーチのカルマ・ドルジ氏は水泳選手の安全を確保している。センター内のカラフルな垂れ幕と椅子は、このセンターの魅力を高めている。

バスケットボール選手のテンジン・デンドゥプ・ドルジ氏は、水泳がバスケットボールの技能を向上させると考えている。「水泳は良い運動で、スタミナを養います。それだけでなく、友達と一緒に泳ぐのはいつも楽しいです」と彼は言う。

同氏は、このセンターは国際大会でブータンを代表する水泳選手を輩出する可能性を秘めていると付け加えた。

ティンプー水泳センターは先月開設され、6月1日に一般公開された。

インド出身のヘッドコーチ、ナマン・ジャクモラ氏は、コーチングへの反応は有望だと言う。「数日のうちに、3人の女性を含む9人がコーチングに登録しました」

彼は今後数日で登録者が増えると予想している。「現在、私は週3回、基本的な水泳スキルを教えています。その後、上級レベルに進みます」と彼は述べた。

ナマン・ジャクモラ氏は、ブータンの水泳文化は限られているものの、設備の整ったこのセンターが数年後に傾向を変える可能性があると考えている。

大人の会員料金は、期間に応じて4,000～9,000ヌルトラムである。学生の料金は1,800～4,000ヌルトラムである。

1時間30分のレジャー向きのスイミング料金は、大人500ヌルトラム、学生200ヌルトラムである。

コーチのカルマ・ドルジは、センターにはさらにいくつかの設備を追加すれば、より使いやすくなると語る。まもなく2つの新しい暖房システムが設置される。食堂とショップも利用可能になる。

「もちろん、センターにはもっとスタッフが必要になるでしょう」とカルマ・ドルジは言う。「センターは、才能ある水泳選手を育てるための重要なトレーニング拠点となるでしょう。将来的には国際大会を開催する計画があります」

現在、2人の代表水泳選手がタイでトレーニングを行っている。関係者は、彼らの専門知識がブータンの水泳の発展に役立つと期待している。