ジグメ・ペルデン・ドルジは5月19日までにエベレスト登頂を目指す

チェンチョ・デム

カトマンズ―ジグメ・ペルデン・ドルジ氏（24歳）は、5月19日までにエベレスト登頂に成功すれば、国民に誇れる存在となるであろう。彼は、標高8848メートルのエベレストを登頂した最初のブータン人となるであろう。

彼は自身のインスタグラムに「2、3日前に第2キャンプと第3に向けて移動する」と投稿した。

情報筋によると、彼は5月16日の朝にエベレストに登頂する予定である。

その登山家は、頂上に到達するまでに4つのキャンプを通過する必要がある。

エベレスト登山は、エベレストベースキャンプと第1キャンプの間にある標高5900メートルのクンブ氷河、6200～6400メートルの第２キャンプ、7300メートルの第3キャンプ、そして7925メートルのサウスコル（鞍部）があるため、人気があり、挑戦的な登山である。

登山者の許可証には、指定された日付範囲内で75日間の登山完了が認められている。

すべてが計画通りに進めば、ブータンの国旗は5月18日か19日にエベレストの頂上に掲揚されることになる。

この歴史的瞬間へのカウントダウンはすでに始まっている。

ジグメ・ペルデン・ドルジ氏は、頂上を目指す414人の登山家の1人である。参加者は70ヵ国から来ており、その数では米国がトップである。

エベレスト登山ルートは5月10日に正式に開通した。

ネパール観光局（NTB）と登山代理店の記録によると、頂上を目指す登山者は許可証を取得し、登頂後に証明書を受け取る必要がある。

登山者の個人情報はネパール観光局に登録され、関係するすべての登山会社で共有される。

ジグメ・ペルデン・ドルジ氏は5月1日にエベレスト初登頂を開始した。これは、登山者が順応するために第3キャンプに登り、その後休息のために下のキャンプに戻り、最後の頂上登頂に最適な天候を待つことを意味する。

このプロセスは、登山者が高度に順応し、頂上への困難な登山に備えるのに役立つ。

ジグメ・ペルデン・ドルジ氏は現在、政府登録企業で、ヒマラヤでの登山、ピーククライミング、トレッキング、その他の冒険活動で信頼されているブランドであるパイオニア・アドベンチャー社に同行しており、5月25日にロブチェ（標高6,119メートル）の登頂に成功した。

パイオニア・アドベンチャー社の共同創設者ニヴェシュ・カルキ氏は、ジグメ・ペルデン・ドルジ氏の登頂目標は5月17日から21日の間であると述べた。

「彼は5月14日以降に第2キャンプまで登頂を開始する可能性があり、体力と健康状態が維持されれば、5月17日に登頂できる可能性がある」とニヴェシュ・カルキ氏は述べた。

同氏は、ジグメ・ペルデン・ドルジ氏の健康状態は良好で、登山に向けて体力的に準備ができていると付け加えた。

ジグメ・ペルデン・ドルジ氏は4月10日にネパールに到着し、2日後にエベレストベースキャンプへのトレッキングを開始した。彼は4月19日にベースキャンプに到着した。

ニヴェシュ・カルキ氏は、ジグメ・ペルデン・ドルジは登頂に成功し、ブータン人として初めて山頂に国旗を立てる準備ができていると語った。

ジグメ・ペルデン・ドルジは、国防アカデミー卒業コースの最優秀士官候補生ライダーであり、2022年にはIMAサティエンドラ・チョードリー中尉賞を受賞した。ジグメ・ペルデン・ドルジはブータン王国陸軍の中尉である。