7. 技術職業教育
7.1 技術職業教育
技術および職業教育訓練(TVET)は、1965年にプンツォリンのカルバンディにあるドン・ボスコ技術専門学校(現在はリンチェンディンとして知られている)において始まった。 それは、カルバンディ技術学校に改名され、後に王立技術専門学校とさらに改名された。 2001年に、それは科学技術カレッジに格上げされた。
技術および職業教育を提供するという役割は、1990年代後半に教育省から国家科学技術院(NTTA)の設立に引き継がれ、その後、2002年以降、労働人的資源省(MoLHR)の下に置かれた。その後、3つの技術訓練専門学校(TTis)(プナカのクルタン、タシガンのランジュン、ウォンデュのサムタン)が、2003年に設立された。2019年の時点で、6つのTTis、2つの伝統美術工芸(ゾーリッヒ・チュスム:13の伝統芸術と工芸)専門学校がMoLHRによって管理され、観光&ホスピタリティのための1つの自立した職業専門学校が、ブータン政府観光局によって管理運営されるようになった。
学生は通常、クラスXを修了した後に、技術職業教育訓練(TVET)プログラムに参加する。2011年に、技術訓練専門学校技術省(TTis)の近くにある5つの学校(クルタン MSS、バジョHSS、チュメィMSS、ランジュンCS、ベーリンCS)のクラスIXの選択科目として、職業技能カリキュラムが導入された。 このような取組みは、学校教育から始められた技術職業訓練プログラムを促進するために行われた。 職業技能カリキュラムの枠内で、学生は一般的な電気工事と家屋の配線、基本的な自動車工学、大工、配管、着物仕立て、金物工作訓練、および伝統美術工芸などが教えられる。
表 7.1 技術職業訓練専門学校の研修生数
所在地(ゾンカク) | 技術職業専門学校(TTI) | 男 子 | 女 子 | 合 計 |
---|---|---|---|---|
ブムタン |
チュメイ TTI |
133 | 108 | 241 |
プナカ |
クルタン TTI |
147 | 93 | 240 |
サルパン |
ジグメ・ワンチュク・電力技術訓練学校 |
202 | 99 | 301 |
ティンプー |
ティンプー TTI |
66 | 13 | 79 |
ティンプー |
伝統美術工芸(ゾーリッヒ・チュスム)専門学校 |
232 | 63 | 295 |
ティンプー |
王立観光&ホスピタリティ専門学校 |
51 | 52 | 103 |
タシガン |
ランジュン TTI |
121 | 62 | 183 |
タシヤンツェ |
伝統美術工芸(ゾーリッヒ・チュスム)専門学校 |
119 | 78 | 197 |
ウォンデゥ・フォドラン |
サムタンTTI |
124 | 30 | 154 |
総合計 |
9 技術職業教育機関 |
1195 | 598 | 1793 |
2019年現在、技術と職業教育を提供する9つの専門学校がある。 観光とホスピタリティの専門学校は、ブータン政府観光局の傘下の自立機関であり、その他は労働人的資源省の傘下にある。 国内のさまざまな分野の技術職業教育を利用している女性の研修生は598人に対して、男性の研修生は1195人いる。
7.2 技術職業教育のトレーナー
表 7.2は、国内のTTI(Technical Training Institute)やIZC(Institute of Zorig Chusum) には、全体で161名のトレーナー(教員)がいる。そのうち、男性は全体の67%を占めている。
表 7.2 : 技術職業訓練専門学校の教員数
所在地(ゾンカク) | 技術職業専門学校(TTI) | 教員 | ||
---|---|---|---|---|
男性 | 女性 | 合計 | ||
ブムタン |
チュメイ TTI |
15 | 8 | 23 |
プナカ |
クルタン TTI |
7 | 11 | 18 |
サルパン |
ジグメ・ワンチュク・電力技術訓練学校 |
17 | 6 | 23 |
ティンプー |
ティンプー TTI |
7 | 2 | 9 |
ティンプー |
伝統美術工芸(ゾーリッヒ・チュスム)専門学校 |
19 | 2 | 21 |
ティンプー |
王立観光&ホスピタリティ専門学校 |
10 | 8 | 18 |
タシガン |
ランジュン TTI |
12 | 3 | 15 |
タシヤンツェ |
伝統美術工芸(ゾーリッヒ・チュスム)専門学校 |
12 | 5 | 17 |
ウォンデゥ・フォドラン |
サムタンTTI |
12 | 5 | 17 |
総合計 |
9 技術職業教育機関 |
111 | 50 | 161 |
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