新たに構成された国家評議会の軽い議会

2023年6月8日

デチェン・ドルカー

 新たに構成された国家評議会が、議題に沿って進められる軽いセッションになる可能性がある。 第4次国家評議会の選出されたメンバーは、6月6日水曜日に国王陛下から国家評議会議員としての正式な任命を受けた。

 議題としては審議すべき法案が5つだけあり、政策審議は行われない。 ただし、会期中は複数回の「委員会会議」が行われる予定である。 評議会の暫定議題によれば、今日始まる最初の会期で審議され採択される法案はたったの5つだけである。評議会は、2023年ブータン国家デジタルアイデンティティ法案(National Digital Identity Bill of Bhutan 2023)、2021年ブータン森林・自然保護法案の係争条項(disputed clauses in the Forest and Nature Conservation Bill of Bhutan 2021)、2022年ブータン民事責任法案の係争条項(disputed clauses in the Civil Liability Bill of Bhutan 2022)、2023~2024会計年度の年次予算計上法案(the annual budget appropriation Bill for Financial Year 2023-2024)、 2022-2023年度補正予算案(Supplementary budget appropriation Bill for FY 2022-2023)と2023年ブータン給与改定案(Pay Revision bill of Bhutan 2023) について審議する。

 新たに選出された議員には、「質疑応答」の時間に首相を含む閣僚に質問する機会も与えられる。 その合間に5日間の委員会会議が開かれる。

 新しい評議員は、2021年から2022年の年次監査報告書に関する公会計委員会の検討報告書を審議するほか、合同会議で2022年ブータン民事責任法案と2021年ブータン森林・自然保護法案の係争条項についても議論する予定である。

 NCのダゴ・ツェリンラ副議長は、NCがBIMSTEC憲章(BIMSTECは、バングラデッシュ、ブータン、インド、ミャンマー、ネパール、スリランカ、タイの7ヵ国の多国政府間技術経済協定)、ブータンとバングラデシュ間の交通輸送に関する協定、サクテン野生動物保護区をブンデリン野生動物保護区に結ぶ新たな生物学的回廊の宣言および障害者権利条約の今会期中の締結を提出するなどの国民議会からの提案を受けたと述べた。

 これは、国会で可決された政府法案は今期国民議会では上程することはできないことを意味する。

 しかし、ダゴ・ツェリンラ首相は、法案と議題について調査する時間が必要なため、今国家評議会ではそれらを議論することはできないと述べた。 国家評議会は次の会期でそれを取り上げられる。

 副議長は、係争中の2つの法案(2023年ブータン国家デジタルアイデンティティ法案)についてさらに議論するために、今会期中にさらに委員会を開催する必要があると述べた。

 NCの著名な議員であるプンツオ・ラプテン議員は、法案が最初に国民議会で提出された場合、現在の国家評議会の会期に法案を提出する必要はないと明言した。

 同氏は、それらの法案は次の会期で提出する準備をする必要があると述べた。 それは調査と利害関係者との協議が行われる委員会に割り当てられる。 「緊急法案または金銭法案のみが同じ会期で上程されます」と述べた。

 同氏はまた、下院に提出された法案は、下院での審議後30日以内に上院に送付される可能性があるとも述べた。 「しかし、会期は30日間しかないために、これらの法案はこの会期の議題には含まれませんでした」

 NC はまた、法案を新規に作成し、議会に提出することもできます。

 しかし、著名議員のウゲン・ツェリン氏は、法案の制定には3回の会期が必要であるため、NCは今会期に向けて法案を作成しなかったと述べた。 「現在の国民議会は10月に解散し、出されていた法案は廃案となり次の国民議会に提出できない可能性がある」

 今日からNCの会期が始まる。

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