スノーマンレースの参加者は、自信満々

2022年10月8日

ティンリィ・ナムゲィ & ジグメ・ウォンディ

　アメリカ合衆国 (USA) 出身の 37 歳のアイアン・シャーマン選手とその他の 28 人の超人的なマラソン選手にとって、ガサからブムタンまでのスノーマン・レースはとても厳しいものであるが、すべての出場選手は10 月 13 日から 17 日までの 5 日以内にレースを完走できると確信している。

　アイアン・シャーマン選手は、標高4,000メートル以上に位置する北カリフォルニアのシャスタ山のガイドで、彼女は次のように述べている。「私は十分準備ができています。臨時の救護所や援助者の助けなしで、山で多くの時間を過ごしました。ヒマラヤに行ったことはありませんが、自信はあります」

　シャーマン選手は作家でもあり、今回は彼女のブータンでの処女旅行である。数年前に彼女が参加した最高標高のレースは、標高6,000 mを超えるアルゼンチンのアコンカグア山であった。

　シャーマン選手は、レースに対する彼女の意図は、気候変動を目の当たりにし、それについて話し、それを世界中の人々と共有することであると語った。 「このレースを通じて、標高の高い場所の生態系が気候変動によっていかに影響を受けているかを理解できます」　彼女は、このレースを通してブータンにおける気候変動の影響を学び、そのことを世界に伝えるキャンペーンを行うことができると述べた。

　52 歳のホリー・ジマーマン選手は、このレースに参加している最年長のランナーである。彼女は、最年長のランナーであることを誇りに思っていると言った。

　ツィンマーマン選手はヨーロッパのアルプスに登っていた。 「約2か月前にレースに参加するように頼まれました。スノーマンレースのようなものに向けて生涯をかけてトレーニングしてきたので、準備ができていると思っています」

　ツィンマーマン選手は、持久力を高めるために定期的にトレーニングを行っていると語った。 「私たちは気候変動への意識を高めているので、ランナーがこのレースに参加できることはひとつの特権です。世界で唯一のカーボンネガティブな国であるブータン以外に、それを行うのに最適なところはありません」

　彼女は、ブータンは気候変動への取り組みに関して世界のお手本であり、気候変動との闘いにおいてドイツとブータンには多くの共通点があると述べた.

　選手たちは、203 キロを超えるスノーマンレースに参加する。参加者は、世界中の特に困難な地形や高い山岳地を走ってきた経験豊富なランナーである。

　9 人のブータン人ランナーを含むこれらの選手は、レースの最高点である標高 5,470メートルを越えて 5 日間競う。

　ランナーには、アメリカ、カナダ、日本、オーストラリア、フランス、ドイツ、シンガポール、タンザニア、スイス、イギリス、ブータンの出身者が含まれている。

　英国のランニングコーチであるアシュリー・ウィンチェスター氏は、レースはランナーにとって冒険であり、気候問題に関心を持っている人にとってはワクワクするような瞬間になるだろうと語った.

　「私たちが伝えることができるメッセージは、特に山や氷河などの非常に視覚的なものです」と彼は言い、気候変動に関連する彼らの懸念や物語を理解するために高地の地域社会の人々に会えることに興奮していると付け加えた.

　ウィンチェスター氏は世界中のウルトラランナーを指導しており、長年にわたって多くの高地トレーニングとレースを行ってきました. 「標高約5,639メートルのネパールでのレースに参加したことがあります」

　ロクサンネ・フォゲル選手 (37 歳) は経験豊富なランナーで、通常は約 2 か月かかるエベレストの最速登頂を 2 週間で完了したことがある。

　スノーマンレースの関係者は、アスリートの安全が最優先事項であり、応急処置チーム、緊急ヘリコプター サービス、夜間キャンプ、GPS施設などの施設が整備されていると述べた。

　スノーマンレース事務局が主催するこのイベントは、特にヒマラヤ山脈など、地球上で最も危機に瀕している生態系に対する地球温暖化の実際の影響に焦点を当ている。

　このレースはブータン国王が気候変動の緊急事態について意識を高めるために考え出した取組みである。

　ブータンはまた、気候変動に関する有力な思想的リーダーとしての地位を高めることを目指しており、全国で結果主導型の持続可能な開発の取り組みを推進し続けている。

　ブータンの生態系は、地滑り、予測不可能な天候の変化、急速に変化する生態系などの気候変動災害の悪影響に対して非常に脆弱である。

　この催しは、レース最終日の後に内輪のテレビ気候会議で締めくくられることになっている。