冬の燃えるような思い (社説)
2022年11月7日
現在は乾季に入っている。 これは建造物や山火事と戦う準備の時が来たことを意味する。
乾燥した気象条件では、火災事故が著しく増加する。 そのため土曜日にブムタンで行われる農村の住宅の火災安全訓練は重要である。
ブムタンは伝統的な家屋が多く、寒冷な気候で火の使用頻度が高いため、火災の被害に遭いやすい場所の 1 つと考えられている。 訓練は、火災関連の問題に対処するための用心、予防、被害防止を確実にすることが期待されている。 このような訓練はすべてのゾンカク(県)で実施されなければならず、ほとんどすべての村が参加することが奨励されるべきである。
山火事の原因はたくさんある。 実際、ブータンでは 10 年足らずで 1,400 件以上の森林火災が発生している。 火災の約 99% は本来人為的 (人間の活動が原因) であり、冬に発生している。
我々はしばしば気候に着目するだけであるが、我々が理解しなければならないのは、ほとんどの山火事は人間の不注意が原因で起こっているということである。世界的な調査によると、山火事の約 85% は、キャンプファイヤーの不適切な消火、火のついた煙草の吸い殻、放火、不適当に火がついている破片などが原因である。
ブータンでは、家屋の火災は、電気回路のショート、LPGガスストーブ、および伝統的な暖炉によって引き起こされている。訓練参加者は、防火材料の使い方、安全な電気回路の確認方法、火災災害の原因と影響などについて教えられた。国内では住宅火災の後にその報告が出されるが、住宅の安全な電化が最も重要である。
1995 年の森林自然保護法は、森林の種類や火に敏感な植生に関係なく、政府の森林で火を使うことを禁止している。 2011 年のブータンの国家森林政策は、火に敏感な生態圏での火の使用を禁止しているが、火に適応した生態系での管理ツールとしての火の使用を許可している。残念ながら、これらの対策は十分ではなかった。
2017年の国王の勅令で、最初の省庁間 SOP(Standard Operating Procedures:標準操作手順)が策定され、ティンプーで実施された。この取り決めの下で、関係当局のメンバーからなる省庁間森林火災調整員グループがティンプーのために結成された。すべてのゾンカク、町、村には、特に火災の恐れがある冬には、このようなグループの準備ができていることが必要である。
ブータンでは、問題は山火事だけではない。 急速に拡大する集落で発生する火災はさらに深刻である。 私たちの町の周辺で集落が成長している方法は心配である. そして、私たちは都合よく火災事故を短絡事故のせいにして忘れてしまうようである。 住宅の電化に関しては、コスト削減よりも安全性が最優先されるべきである。
私たちはしばしば、消防士が十分に行動しなかったことを非難するが、自分自身の不注意に気付かないでいることがよくある。 このような手落ちがあってはならない。 特に火災の脅威が最も大きい場所では、可能な限り(火災報知器のような)保護機構を組み込むことが重要である。
心配の火は、すべてのブータン人の心に燃えていなければならない。