ルンクチュツェは人気のハイキング地点になりつつある
2022年5月11日
フブ・デム
多くの都会に住んでいる人にとって、ルンクチュツェ(Lungchutse)へのハイキングは、特に休日や週末に魅力的な気晴らしになってきた。
容易な登山道路、見事な崖、独特の地質学的特徴、森、谷川、牧草地、…ここでは、一度にすべてを見ることができる。
ルンクチュツェは、外に飛び出して新鮮な自然を楽しみたい方に理想的な場所である。
ドチュラからの山道は、ツガ(ヘムロック)、カバの樹、シャクナゲの森をゆっくりと登り、開けた牧草地に出る。
2時間のハイキングは、やさしいものから中程度の運動まで、一連の目立つ山道と交差している。 地元の旅行者が頻繁に訪れるこの道は、よく踏み込まれている。
同僚と一緒にハイキングを始めたのは10時頃であった。ウォンデゥ・ドチュラ高速道路から山道を登ると、色とりどりの祈りの旗とシャクナゲが出迎えてくれた。
より深く眺めてみると、シャクナゲの花のちりばめられた景色が、つかの間の霧と地面に迎えられている。
緑の苔で覆われた、高い木々、シャクナゲ、巨大なツガの樹、ジュニパー(ヒノキ科の常緑樹)などの鬱蒼とした森は、スケジュール化された忙しい街の中で、完璧な気晴らしにつながる。
数マイル進むと、ハンクツォ(Hungtsho)の上にあるルンクチュツェ・ラカンとタシガン・ゴンパを結ぶ別の道の交差点に到着する。
古い森をトレッキングすると、珍しい鳥、野生のキノコ、そして最後に丘の頂上にあるラカン(道の最高点は海抜約3569メートル)の光景は、ヒマラヤの豊かさであるパノラマビューを提供してくれる。
ルンクチュツェの僧院の僧侶たちは、チョモラリ、ガン・ブン、ガンチェン・タ、マサガン、ツェンダ・ガン、テリ・ガン、テーブル・マウンテン、ヒングレ・ラ、ガンカー・プンスム、ダガラ等の壮大な山々の景色を見ることができると述べた。
筆者は快晴の日ならよかったのにと思う。
16世紀の僧院であるルンクチュツェ・ラカンは、トエ(Toeb)地域の寺院として廃墟になりかけた後、2008年に完全に改装された。
ラカンは、女王陛下の女王ドルジ・ワンモ・ウォンチュクによって、第4代国王の「感動的なリーダーシップ」を顕彰するために改装された。
改修は2003年に開始され、ラカンは十分な水と電気が供給されている。
ラカンに通う僧侶によると、ラカンはルンクジュルツェ(Lungjurtse)と呼ばれ、誰もが喜ぶ広大な「丘の頂上」という意味を持つ。
ラカンは、テルトン・ドゥクドラ・ドルジの屋敷として機能するように建てられた。その偉大な仏教の高僧は、第4代国王陛下の誕生と生涯、そして彼の統治下にある国としてのブータンの前例のない成長を予言した。
ラカンの真下には、テルトン・ドゥクドラ・ドルジが母親を火葬した火葬場がある。
早春はラカンを訪れるのに理想的な時期である。
封鎖の期間と冬のピーク時を除いて、毎日何十人もの人々がラカンを訪れると、ラカンの僧侶が言った。