若者とブータンの将来(社説)
2022年12月19日
国王陛下の建国記念日の演説は、私たちの成功を祝うだけでなく、国の将来への道筋と展望についても語られているため特別である。
12 月 17 日土曜日、家にいるブータン人も外国にいるブータン人も、国王陛下の言葉を通して国の鼓動を見て感じた。それは私たちが期待して準備しなければならない未来であるが、過去の成果も同様に私たちの結束を強め、大きな決意と勇気を持って前に進む力を与えてくれる仕組みを思い出させてくれることで重要である。
陛下の国民への演説の中心にあったのは、団結することが非常に重要であるということであった。 それは言論、思考、行動の統一についてであった。 そして、このメッセージは、急速に変化するブータンと危機に瀕している不安定な世界秩序の絵を描いた深遠な言葉と、しばしば見過ごされがちな才能を認めた行動を通じて人々に伝えられた。
国王陛下は、オスカーとして知られるアカデミー賞の玄関口にブータンとブータン人を、彼の持つ創造性によって連れて行った若いブータンの映画製作者であるパウォ・チョイニン・ドルジに ドゥク・ツクセィ・メダル(訳者注:ブータンの国王が与える市民表彰として最高の賞)を授与することにより、進行中の変革のための取り組みを、明確な視点の対象に置いた。 パウォ・チョイニン・ドルジは、おそらく史上最年少で文民賞を受賞したブータン人である。
陛下は次のように述べている。「ガバナンスと経済を強化する必要とするために、私たちは革新的な変革と改善に一生懸命取り組んできた。安全で幸せで豊かな未来を築くことができるように、私たちは皆、国民、特に若者のためにこれを行っています」
この変革の取組みによって、子供たちの生産性と競争力を高めようとしている。 それによって彼らに有望な機会を示し、あらゆる分野で卓越するよう激励することが重要である。 宇宙科学、創造的な芸能分野の若い才能は、すでに国家の誇りとなっている。 国際的な賞と表彰がそれを物語っている。 しかし、より重要なのは、そのような急成長する才能に与えなければならない実り豊かな土壌である。 それがなぜ変革の取組みであるか、それがなぜ認識であるかの理由である。長期的にはそれが私たちの国家安全保障、経済、そして人々の幸福に関連するからである。
ブータンは、ユニークで幸せな国として世界中で知られている。 これは、多くの文化や伝統の保存と促進を特に優先しているため、他に類を見ないものである。 ブータン人は、自分たちの信念、理想、生き方を持って生きているので、幸せな人々である。 したがって、国王陛下のメッセージは一言で言えば、私たちはブータンとブータン人である理由に強く根ざしている必要がある一方で、私たちの経済と主権を強化する未来を育むというものであった。
言い換えれば、真に若い才能に投資する時が来たのである。