首相、パンデミックを中心とした国の現状報告

2020年12月14日

ヨンテン・ツェドゥ

 ロティ・ツェリン首相は、12月12日の議会の両院合同会議に対して、政府の計画と優先事項を含む年次国家報告書を発表した。

 コービッド-19のパンデミックにより、ロティ・ツェリン博士と彼の政権は、すべての大きな計画を一時停止に追い込まれ、その活動の一部に優先順位を付け直し、新しい道を選択することを余儀なくされた。

 首相による国家報告書の議会へ報告は、年次報告という首相のメッセージカードに相当し、国民を政府に近づける機会でもある。

-2.1% 7.4% 246 50,737
6月の試算に基づいて改訂されたGDPの伸び率 3月の3.3%から8月のインフレーション率 いろいろな建設業に登録された雇用者数 旅行業で新型コロナに影響を受けた従業者数

 

  首相は、12月12日に議会に提出された2020年の国家報告書の中で、初年度に築かれた基盤の上に、政府が「格差を狭める」という議案を推進し、それを実行する勢いを増していたが、新型コロナが惹き起こしたパンデミックにより、すべてが突然停止した、と述べた。

 パンデミックの脅威が高まるにつれ、健康志向の政党にとって、命を救うことが暮らし向きよりも優先されることが、明らかになった。

 しかし、パンデミックが脅威であるにしても、それはまたチャンスでもあった。たくさんの困難があるにもかかわらず、政府は少なくとも人々の健康をウイルスから安全に保つという分野で、いろいろと手を差し伸べた。

 過去1年間の出来事を語り首相は、パンデミックがすべての人を限界に追いやったとき、ブータン人はすべての懸念と犠牲を自分自身に負わせて、安全と快適さで国を庇った思いやりのある王の完璧な姿を目の当たりにしたと言った。

 「ブータン人であることを特徴づける強みと本質に基づいて行動するように私たちを説得したのは、このリーダーシップそのものです」

パンデミックは規模、権力、経済力に関係なく全世界に影響を及ぼしているため、国の現状を完全に単独で判断するのではなく、世界的な視点に沿って検討する必要があると述べた。

 しかし、パンデミックによる被害が非常に深刻な国々と比較して、ブータンは国王陛下からの個人的な指導と支援を受けて、比較的影響が少ないと、首相は述べた。

 

実績

 首相は、国がパンデミックにどのように対応したかを強調した。 報告書には、封鎖、好機と教訓、救済のための財政措置などが示されていた。

パンデミック下での優先分野として、過去1年間で医療行政が大きな注目を集めた。

とりわけ、政府は母子保健政策の加速を承認し、病院にX線および超音波装置を装備し、90%近くの受診可能範囲を達成した。

保健省は、保健医療の重点計画の一環として、パロ、ブムタン、モンガル、プナカで約11,000人の女性の子宮頸がん検査の一斉検診をした。

経済面では、経済は2018年に3%成長し、2019年には5.46%に改善した。2020年には6.9%でさらに成長すると予測されていた。

しかし、パンデミックのための封じ込め措置により経済の大部分が停滞したため、6月の推定に基づいて成長率は-2.1%に下方修正された。

 経済の落ち込みは、主に観光および関連セクターを通じて伝わり、建設、製造、その他のセクターに広がった。 貿易の混乱と労働力不足により、鉱工業生産も深刻な影響を受けている。

 観光部門では、総収入は2019年の2億2,587万USドルから、2020年には92%減少して1,984万USドルになった。直接収入も、2019年の2,723万USドルから、2020年には90.4%減少して263万USドルになった。

 これは、観光客の到着が全体的に91%減少した結果である。 今年は、2019年の315,599人に対して、28,937人の訪問者しか国に到着しなかった。このうち、6,876人が観光客の支払う最低日額パッケージ料金(MDPR)であった(2019年の72,199人から90.5%の減少)。 そして22,061人はMDPRを支払っていない観光客であった(2019年の219,195人から90%減少)。

 首相はまた、教育、雇用、統治、農業、対外関係、および環境部門における他の主要な活動を強調した。

 

ニューノーマル

 先に進むと、首相はブータン人が「ニューノーマル」に適応し始め、その構成要素を再定義する時が来たと述べた。 「それは、私たちが必要とする仕事やスキルについての私たちの考え方を、私たちが受け入れるライフスタイルに変えることから始まります」

 首相はまた、保健省がコービッド-19ワクチンの緊急使用許可(EUA)の承認についてパートナーと緊密に協力しており、ワクチンを最速で導入するためのあらゆる努力が行われていることを保証した。

 首相はまた、さまざまな分野での今後数年間の主要な活動について概説した。 コービッド-19ワクチンを綿密に確保することに加えて、保健省の下で加速された母子保健政策が実施されるであろうと、首相は言った。

 国内でMBBS(Bachelor of Medicine and Bachelor of Surgery: 医学士)コースを開始し、卒業証書、学士号、修士号プログラムを通じて看護師の専門能力開発を確保することも導入される。

 教育部門の下でECCD(幼児ケア&発達)を専門化し、来年3月までにすべての学校に少なくとも1つのコンピューターラボを装備することにより、クラスPPからクラスXIIまでの必須科目としてICT(情報通信技術)を設定することは、2021年に設定された目標の一部である。

 経済を後押しするために、政府は少なくとも年間150億ニュートラムを生み出すための新しい投資分野を特定する。グリーン経済と技術への投資家を探求し、21世紀の経済ロードマップを立ち上げ、代替輸入を強化することによって漏出を封印することも、提案された計画の一部である。

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