外に出ず、ロックダウンの規則を尊重しよう
2020年8月18日 社説
緊急事態のメッセージは変更されていない。実際、Covid-19の脅威は私たちの家に近づいてきている。このような状況では、理由のない恐怖は私たちには何の役にも立たない。合理的な予防策とケアの意志、これがCovid-19発生の初日以来、最も重要なメッセージであった。
国内でのCovid-19陽性の症例数は日ごとに増加している。ウイルスの猛攻撃に直面する準備ができていないように見えるかもしれない。しかし、致命的なウイルスの発生以来、技術的および経済的にはるかに進んだ国でさえ、ブータンほど、完全にその対応に準備された国はなかった。
他のすべてが突然崩れ落ちるように見えるとき、私たちは自信を持って前向きな国である。私たちは依然として最も強力な検査および検疫システムを備えているため、毎日より多くの症例を検出している。私たちは監視を怠ってはいない。しかし、検査および検疫システムだけでは、ウイルスを阻止することはできない。感染症例の増加と地域感染拡大の脅威に直面している今、これらのシステムの外と背後で安全をどのように強化するかがますます重要になってきている。
陽性事例と感染率が圧倒的に多く、拡大しているインドとの出入口をもつ国境を共有する国として、私たちは脆弱性を鋭敏に認識してきた。私たちが自己満足してパンデミックを乗り越えたとした場合、すでに資源と人材の不足が問題になっているため、私たちの医療システムへの負担は莫大なものになる。さらに悪いことに、ワクチンがすぐに発売されるわけではなく、この病気とそれがどのように蔓延するかについては、まだ理解されていない。
保健省が設定したガイドラインと予防手順を遵守しなかった少数の個人の側の不注意のために、私たちが罹らないように懸命に努力してきたCovid-19の地域感染が起こったと信じる理由が十分ある。確かに、多くの地域で失敗があったが、重要なのは、お互いに相手を非難し合わないことである。まだまだ、私たちがなすべきことがたくさんある。
私たちの国と人々を、脅威と敵から守るために必要なのは、人々の間の僅かの協力だけである。政府がすべての家の玄関先に、すべての必要な設備を提供して、ブータンの人々だけが、珍しい恩恵をうけることができている。それに値するのが、ロイヤル・キドゥである。食料品が不足することはなく、人々がウイルスにさらされるのを防ぐことができるように、その入手が容易になっている。