ブータンのコメの自給率を3年間で60%にすることを目標とする

2018年6月14日 トップ記事

 ブータンは、今後3年間でコメ・ベースの作付システムの生産性を高めることにより、コメの自給率を60%にすることを目指す。 現在、コメの自給率は47%にすぎない。
 同国は、コメの収量を15%増やすために、休耕地の田んぼの50%を耕作地にして、10%の水田を春のコメ栽培地にしようとしている。 ブータンは現在53,055エーカーでコメを栽培して85,090トンを生産し、1エーカー当たりの平均収量は1.68 トンである。

 しかし、この野心的な計画は、バングラデシュ、ブータン、ネパールのSAARC開発基金(SDF)の持続的稲作付システムの強化に関する共同プロジェクトの承認にかかっている。
 約12,000人のブータン世帯に恩恵を受けるこのプロジェクトが、来年1月から始まる予定である。 農業省の関係者は、「この地域の他の国と同様に、資金調達に向けて競争しなければならない」と言っている。
 3日間のティンプーでのワークショップの開催で、プロジェクト提案を確定するために語ったサニル・モティワールSDF最高経営責任者(CEO)は、ある期待を示した。

 「このプロジェクトは、3カ国間のパートナーシップとプロジェクトの共同資金調達のための基本的な2つの条件を満たしている」と彼は述べた。
 農業大臣のイェシー・ドルジ氏は、SDFはコメ生産性向上プロジェクトの予算支援を保証していたと述べた。
 提案された総予算1,175.4万米ドルのうち、SDFは1,025.4万米ドルを提供するよう求められている。 3か国は共に150万米ドルの拠出を行う予定である。
 ブータンは397万米ドルの予算の拠出を提案している。

 このプロジェクトは、持続可能な強化を通して、コメ・ベースの作付システムの生産性向上に焦点を当てる。
 このプロジェクトは、革新的で経済的に実行可能で、環境的に持続可能で気候変動に強い弾力性のある技術と実践の採用により、資源使用効率を向上させて、小規模農業の米ベースの作付システムの生産性を高めることを目指している。

 生産性の向上に焦点を当てる理由は、生産性の向上が家庭、地域社会、国家、地域レベルで、食糧と栄養の安全保障と貧困の削減を促進するためである。
 「これは2030年までのいくつかの重要な国連の持続可能な発展目標(SDG)の達成を支えている」とイエシー・ドルジ大臣は述べた。

 南アジアでは、0.6ヘクタール以下の小規模資源の農家による農業が特徴である。 農業は、数百万人の食糧と栄養の安全保障のための雇用源として重要な産業部門であるが、国内総生産(GDP)へのシェアは減少している。
 「人口の増加と農業成長の遅れによって、食糧需要に対する農業への圧力が極めて大きい」と大臣は述べた。

 プロジェクトの介入には、小麦、トウモロコシ、穀物豆類、および稲作システムの不可欠な要素である畜産や漁業生産などのさまざまな作物システム構成要素とともにコメを栽培することが含まれる。
 このプロジェクトにおいて、国のコメ生態系の特徴付け、その技術利用、技術を標的とする生産性、等に関するベンチマークデータベースの開発、小規模農家にとって生産的で弾力性のある持続可能なコメの技術と実践の開発と普及、 三カ国間のコメの技術と実践に関する知識、情報、資料の共有を促進することを、目標とする。

 コメはこの地域で最も重要な作物である。
 三カ国はすべて、コメの生産性、コメの自給率、SDG目標1と2の達成、などを最優先事項に置いている。
 ネパール政府は、コメ生産量を429万トンから556万トンに増加させるという目標を設定している。
 バングラデシュ政府は、食糧の供給と利用可能性、食糧への物理的、社会的、経済的アクセス、食糧の栄養や利用などの分野に、あらゆる側面で食料安全保障を達成する上での推進力と優先権を与えている。

 コメ・ベースの作付システムの持続可能な強化の問題に取り組むため、7つの要素の下に、プロジェクト活動を以下のグループに分ける。
 その構成要素としては、統合的な農作物と資源管理(ICRM)の技術と実践、持続可能な農業関連ビジネスの開発、生産と収穫後の作業の持続可能な機械化、気候に対応する農業の促進、農業におけるICTの使用、知識と材料と技術改革などを共有する場の確立、 農業における能力開発と政策提唱の支援、等である。

 国際的なコメの研究機関、バングラデシュ、ブータン、ネパールなどの専門家は、農業の成長と維持、食糧と栄養の安全保障、気候変動の影響、天然資源の持続可能な利用、生物多様性の保護など、多くの課題があると述べた。
 さらに、新たな機会は、貿易、マーケティング、バイオテクノロジー、国内外の市場における需要嗜好のシフト、技術の共有、資源の共有、研究、拡張、インフラ開発への投資にある。

 ワークショップの間、専門家と役員は、プロジェクトと予算のさまざまな要素の下で、自分たちの活動を再検討した。
 このプロジェクトは、完成後ににSAARC開発基金に提出される。
 ツェリン・パルデン

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