15人のブータンの女性がクルディスタンに不法に派遣された

2018年1月27日  ニュース

 これまでブータンから出たことのないペルモさん(仮名)と他の4人のブータン女性が、イラクのクルディスタン国際空港に着いたのは、2017年1月27日だった。

 ブータンの人材派遣会社とそのパートナー(代理人)が約束した通り、彼らはトルコで働くことになっていた。しかしそういうことは、起こらなかった。

 「何か間違ったような気がしましたが、私たちは、正確に何が起こったか分かりませんでした」とペルモさんは語った。

 イラクに着陸した直後、旅行書類、携帯電話、現金や装飾品が押収され、換気のない小さな部屋に入れられた。

「クルディスタンに到着した日に、私は泣いた」、とペルモさんは述べた。

 ペルモさんと彼女の友人たちは、家庭のヘルパーとして働くために、イラク連邦共和国のクルディスタンに派遣された。

 ペルモさんによると、現在クルディスタンにおいて、家庭ヘルパーとして雇われているブータン女性が約12人いる。地元警察の支援を受けて3人が昨年10月に帰国した。

 女性たちは、一般的取引、雇用、仕事に対して、マリ・クルド会社を非難し、クルディスタンに拠点をもつ人材派遣会社とブータンの代理人を、月額300米ドルの給料と、別にチップとして65,000〜70,000ニュルタムを払うという約束を反故にしたことを訴えている。 女性は間違った行先に送られたと主張した。

 チュカの女性とタシヤンツェの女性の2人の代理人は、過去8ヶ月間にそれぞれ8人と7人をクルディスタンに送ったとされている。両方の代理人とも、営業資格をもっていない。

 ペルモさんは毎月の給与以外では、約束どおりのチップが与えられていないと主張した。「代理人は、クルディスタンはトルコに近いし、トルコのその地域はヨーロッパにあるので、何も問題はないと言った」と、彼女は述べた。

 雇用機関として機能していたマリ・クルド会社は、15人のブータン女性をすべて引取り、家庭ヘルパーとして第三者に売ったと言われています。ペルモさんは、同会社が2年間の契約期間にその第三者に5,500米ドルを請求したと述べた。

 ペルモさんは第三者のところに行ったグループの中で、最後のものであった。彼女は暗い部屋で75日間過ごした。「昼か夜かさえも、私にはわからなかった。私が呼吸できた唯一の時間は、給仕が食事を運んでくるときだった」、

 いったん部屋から出ると、女性たちはいろいろなところに散らばり、お互いに会うことができかった。プナカからのひとりの女性は、彼女の友人の誰ともコミュニケーションはない。

 「私たちは彼女との連絡が無くなった」と、タシヤンツェの22歳の女性は言った。

 ペルモさんの状況は、家庭ヘルパーになった後でさえも改善しなかった。彼女は一日18時間働く必要があったので、その仕事を断念し、マリ・クルド会社に自分の家に送り届けてもらうよう依頼した。

 そうしたら、かえって、会社は彼女がさらに2ヶ月を過ごした暗室に、彼女を戻した。地元の警察が会社を家宅捜査したとき、ペルモさんと他の2人の女性が警察に連絡した。彼女らは救助され、ブータンに送られた。

 捜査の後、会社は閉鎖された。それ以来女性たちはクルディスタンでの法的関わりが無くなった。法的支援がなくなって、第三者は、本当のことを言わないで、それぞれから5,000米ドルの払い戻しを要求している。

 ネパール・カトマンズにいるブータン王国警察の役人の一人が、ペルモさんと彼女の二人の友人を取り上げた。警察は航空運賃を含む輸送関連を手伝ってくれた。ペルモさんと友人たちは2017年12月13日に自宅に着いた。彼らはカトマンズへの旅の途中で、3日間食事を取らなかった。

 クルディスタンにいるブータンの女性たちは帰国しようとしている。

 22歳の別の女性は、男の雇用者の靴を1日2回磨かなければならなかったと述べた。「また、家族全員の衣服を洗濯しなければならなかった」と述べた。

 女性の1人は雇用主に5,000ドルを支払わなければならないため、帰国することはできない。雇主は、契約期間全体の働きをしていないことに対する金額を要求した。誰も1年以上働いた人はいない。

 女性たちの一人は、雇用主は、支払いをせずに離職しようとすると、彼女を牢獄に入れると警告したと語った。

 彼女らはブータンの代理人に連絡しようとはしていた。全員がインド西ベンガル州のバグドグラ飛行場を経由して、クルディスタンに送られていた。

 

パートナー

 チュかの代理人の一人は、彼女が家庭ヘルパーを連れ戻すために、払い戻しを動きかけることができなかったと言った。

 彼女は、女性たちが彼女に援助を求めて来なければ、彼女たちをクルディスタンに送っていないだろうと述べた。「彼らのうちの何人かは私に手数料を払っていない」

 彼女は、女性たちそれぞれから3万5000ニュルタムを集めた。

 「私は、彼女たちが仕事に就くのを助けようとしたが、今は彼女らが私に負担をかけている」と彼女は語った。彼女はまた、クルディスタンへ出発する前に、女性たちは仕事の性質について詳しく説明されていた、と述べた。彼女自身は、クルディスタンに行ったことが一度もない。

 女性たちは、彼女たちに虚偽の情報を与え、彼女らにクルディスタンで働くよう説得した代理人を訴えている。ペルモさんは、代理人が数週間後に準備すると約束したビザを得るのに、5ヶ月を要したと語った。「ビザを取得した後、私たちは撤退したかったが、代理人は3,000ドルのキャンセル料を請求してきた」

 代理人は、すべての女性が読み書きができ、契約契約の条件を認識していると語った。彼女らがマリ・クルド会社と締結した協定には、毎月300ドルの給与で家政婦として雇用されると述べられていたが、仕事の性質を特定するものではない。また、契約書には月々のチップの記載はなかった。

 もう一つの合意書では、仕事場はクルディスタンだとされているが、代理人はすべての書類を一人で持っていて、それを女性たちに見せることはしなかったと、女性たちは言った。。

 タシヤンツェの別の代理人は、約7人の女性を送り込んでいるとされており、クルディスタンで働いていると報告している。

 女性たちの一人は、彼女が帰国の援助を求めるために代理人に連絡しようとしたとき、代理人は注意を払わなかったと言った。女性たちは、彼女が虚偽の情報を与え、クルド人の家庭ヘルパーとして働くよう勧めたと主張した。

 

調査

 王立ブータン警察はこの事件を調べている。メディアが注目した人物であるドルジ・ワンチュク部長は、一部の女性たちが非免許の代理人を、虐待していると非難していると言った。

 「管轄と法律の規定の限界を考えると、調査には時間がかかるだろう。我々は最善を尽くしている」と彼は語った。

 ブータンは、イラク連邦共和国と二国間関係はない。さらに、人身売買や密輸に関連する法律や条約の法的解釈には違いがある。警察が相手方と協力できるクルディスタンにも直接接触はない。

 警察は、労働省に介入を求める書簡を出している。

 外務省と女性と子供のための国家委員会もこの問題を認識している。

 テンジン・ナムゲェル

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