ブータンの報道自由度ランキングで順位低下:RSF

2018年4月28日 ニュース

 報道されたように、ブータン人のジャーナリストは誰も投獄されてはいなかったと、ジャーナリストたちは述べている。

 2018年の世界報道の自由度指数によれば、ブータンの報道自由度ランキングは、今年10位だけ下落した。
 ブータンは100点までの評価で30.73点となり、180カ国の中で94位にランクされた。なお、得点は高い程、より悪くなっている。ブータンは2015年の94位から2017年に、84位のランクに飛躍した。
 ブータンが最後に落ちたのは2014年で、このとき第82位から第104位まで12の順位だけランクを下げた。 このウェブサイトに掲載された報告によると、2018年にジャーナリスト、市民ジャーナリストや報道助手の中で、殺された人はいなかった。

 フランスの報道機関である国境なき記者団(RSF:Reporters Without Borders)の世界報告書は、メディアが機能するなかでの、多元性と独立性、ジャーナリストの安全と自由の尊重、さらに立法、制度とインフラの環境等に関わるさまざまな基準に基づいて、180カ国の実績をランク付けした。
 私営のメディア直販店の数はまだ少ないが、2008年の絶対君主制から立憲君主制への移行以来、メディアの意見の度合を表す多元性が進展したようである。

 しかし、2006年のブータン情報通信・メディア法の制定とメディア規制局の創設は、政府の厳格な立法の防護を強化したと指摘した。 その立法措置には、政府と人々の間の誤解や敵意を生み出す如何なる試みも処罰する国の保安法も含まれた。

 その結果、2017年に数人のブータンのジャーナリストを国外に追放した名誉毀損を犯罪とする法律が最近承認された後、自己検閲のレベルは高くなり、さらにその犯罪件数が増加した」と報告書は主張している。
 SAARC地域では、ブータンはメディア業界にとって最高の作業環境を備えている。 ネパールはブータンのすぐ下位の106位、アフガニスタン118位、スリランカ131位、インド138位、 パキスタンは139位、バングラデシュ146位である。

 報道によると、ブータンジャーナリスト協会(JAB)のリンジ・ワンチュク会長は、ブータンのジャーナリスト1人も2017年に亡命していないし、記者が国外追放されたという報告もないと述べた。
 「しかし、私は、ジャーナリストの中には、小さな社会であるという感情からの圧力のために、自己検閲を行う人もいると私は信じています」と彼は言った。

 JABの執行責任者、ニードゥプ・ザンポ氏は、RSFは単に誤った仮定をしているだけで、それらを払い落としても問題はないと述べた。
 「報道の自由の順位付けを支持する声明では、ブータンの報道状況についてはほとんど知らないと言っている」と彼は述べた。 「ブータンのジャーナリストは、相当量の自己検閲を行っているが、そのことは、最近の名誉毀損を犯罪とする法律が最近承認されたことによるものではない」

 

 ニードゥプ・ザンポ氏は、ブータンの刑法には既に名誉毀損が存在しており、RSFはブータンの信頼できる情報源に接触していないので、報告は信用できないと述べた。 「この報告は個人の認識に基づいているように思える」と語った。
 昨日の記者会見で、ツェリン・トブゲィ首相は、国外追放されたというジャーナリストの人のことを心配し、そのジャーナリストは誰か、RSFが誰から、これらのことを聞いたのかについて疑問をもっている、と語った。

 「メディアの状態を本当に表しているならば、メディアは発展と民主主義にとって重要だから心配すべきであり、メディアを修正して行かなければならない」と大臣が話した。 「これが真実ではないにしても、すぐにわが国の評判を反映しているので、修正をした方がよい」
 大臣は、政府が名誉毀損に関してジャーナリストを訴えたかどうかを記者団に尋ね、ジャーナリストはこの報告書の所見がどれほど深刻で、そこにメリットがあるかどうかを考えるべきだと述べた。

「もしメリットがあるならば、我々皆んなはすべて懸念しなければならない。 政府の干渉のためランキングが下がった場合、私は責任を取る」と述べた。
 首相は自己検閲についてコメントを控え、ジャーナリストに何かがあれば、政府に支援し支援するように報告しなければならないと報道した。
 一方、今年の指数では、ノルウェーが2年目の第1位で、次いでスウェーデン、オランダ、フィンランドが続いている。 北朝鮮(180位)が最下位でランクされている。

 全部で14人のジャーナリスト、4人の市民ジャーナリスト、2人のメディアアシスタントが世界中で殺され、176人のジャーナリスト、126人の市民ジャーナリスト、15人のメディアアシスタントが2018年に投獄された。
 「民主的に選出された指導者たちは、メディアをもはや民主主義の不可欠な基盤の一部として見なすのではなくて、対抗者と見なして、メディアに対して公然と反感を表明している」とその報告は述べている。
 ヤンチェン・C・リンシ

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