インド-ブータン エネルギー協力協定に対する疑問

2016年8月24日 トップ記事

 協定に関する基本的な内容の公開性の欠如が、潜在的な事実を公的に知る機会をなくしている。

 エネルギー:ブータンのインドとの外交関係と水力発電のプロジェクトの実行は、「政治的に敏感」と考えられ、人々が重要な情報をもつことを潜在的に妨げられていると、ブータン-インド・エネルギー協力と実施の調査報告が、明らかにしている。

 ファスダ基金、インドNPO法人と「環境と開発のセンター」によって主導された独立した研究が、8月22日にブータンで報告された。

 両国とその市民が友好の枠組みの中で、等しく恩恵を得ることを確保するために、いろいろな協定に表された友好の実態を、厳格に見直す必要があると述べている。

 研究によれば、このことで、わが国で稼働している水力発電のプロジェクトが拠り所にしている協定に関連する基本的情報に、明らかな公開隠しがあることが、すぐに判明された。

 第一に、協定は、公開の原則に立っていなくて、2国間協定の基での水力発電プロジェクト実行については最小量しか公開されていない。実情がさらに悪いことには、実現可能性の調査、詳しいプロジェクト報告(DPR)、影響調査(EIA)と順守報告などの項目が、公開されていないことが、強調された。

 例えば、ダガチュとニカチュのように、他の国から実行されたプロジェクトの比較は、 プロジェkと管理メモ、ローン文書、再定住計画、EIAと調査レポート等を含むすべての文書が公開されている。「どのインドからの援助によるプロジェクト実施についても、同じような情報が公開されていない」と報告は述べている。

 ブータン人の関係者がこれらの情報を公開することを拒んでいるだけでなく、インドの権限保有者に作られた情報利用の権利が無益であると、レポートは述べている。

 ダガチュは、オーストリア、日本とアジア開発銀行(ADB)の援助で建設され、ニカチュはADBの援助で、2020年に引渡しされる予定である。

 「政治的に敏感」は、計画の影響や対策の適当な調査をしないで水力発電プロジェクトの実施の自由を与えていると報告は述べている。

 協定の様子は、ブータン向けではなく、インド向けに捻れていると、報告されている。例えば、インドの援助で水力発電の実行のプロジェクトは、インド国家が決定権を持っている。すべての大型の建設と供給の契約は、インドの代理店により行われ、実現可能性の調査、詳しいプロジェクト報告(DPR)、技術設計仕様等を準備し、影響調査を実行するのは、インドの会社である。

 ブータンは、独立して大きな水力発電プロジェクトを実行できるだけの地方の技術能力はないとよく言われるが、ADBやオースリア援助のプロジェクトの実行では、EIAと土木建設工事などの別の種類の仕事において、ブータン人の代理店と会社を使っていた。

 経済関係

 390億ニュルタムの初期見積から170%のコスト引上げと受渡しの遅れで、プナツァンチュ-1は、390億ニュルタムの収益は既に無くなった。

 インド政府は、970億ニュルタムの新価格を認めたが、コストの60%は、ローンの分である。「大きな損失の配分の矛先に耐え、ローンの利息の多額の額を払わなければならないのは、ブータンである」と報告書は述べている。

 調査によれば、もう一つの懸念の材料は、インドの水力発電プロジェクトにたいするインドルピー指定のグラントとローンは、インドの外務省からプロジェクト責任者に、国家予算を飛び越して支払われている。財務協定では、ブータン政府は有利であると明記している。

 2014年だけで、水力発電のローンに掛かる実際の利息のルピー指定の支払いは、140億インドルピーにも達しており、プナツァンチュ-1、プナツァンチュ-2とマングデチュの3つの進行中のプロジェクトに掛かる未払いの利息は、360億インドルピーにもなる。

 インドの援助のローンとグラントの部分では、ローンの利息率を上げるにしたがって他方が下がるようになっていて、チュカの場合の利息率は5%から、クリチュの場合の利息率10.75%になり、2つのプナツァンチュとマングデチュでは利息率10%となっている。

 「インド政府により与えられるローンの利息率は、オーストリア政府やADBによるローンより高い」と報告は述べている。

 インドの援助の下で実行されるプロジェクトのコスト引き上げは、最終価格では元の見積通りか、小さな上昇である他の援助基金のものよりは、かなり大幅であることが、調査で見出い出された。

 「このことは、インド-ブータンエネルギー協力協定の下で実行されるプロジェクトの管理において、プロジェクトの権威者の権限と習熟に対する重大な挑戦が、期待されている」

ツェリン・ドルジ

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