母から子供へのHIV感染の大幅な減少

2016年8月5日 トップ記事

 現在国内で母から子供へのHIV感染のケースが34ある。(訳者注:HIV:ヒト免疫不全ウィルス、AIDS:後天性免疫不全症候群)

 保健:2006年のHIV母子感染防止計画(PMTCT)のスタート以来、ブータンはHIV母子感染の大幅な減少を記録した。

 公衆保健所の国家AIDS管理計画(NACP)の記録によると、母子HIV感染は現在34件である。

 NACPの関係者によると、HIVの母子感染防止の分野において著しい発展があった。

 同様にブータンは、PMTCT計画の実施において、世界保健機構(WHO)の勧告に従っている。ブータンにおける防止計画の開始以来、国家PMTCTガイドラインは、最良の実施法を取り入れること、他の国、特にタイ国などから学ぶこと、一連の臨床追跡研究による推奨とWHOが支持しているケース・スタディなどを考慮しながら、3度改訂された 

 「その時以来、ブータンではHIVの母子感染の症例が著しく減少した」とNACPの計画のマネージャーであるナムゲィ・ツェリン氏は言った。

 タイは、HIVと梅毒の母子感染を絶滅させたアジアと大洋州の最初の国である。タイは今年の6月にWHOからその確証証明書を受け取った。

 WHOの保健システム強化のための医療職員であるスライ・M・シュレスタ博士は、WHOはいろいろな地域でPMTCTを防止するために、保健省をいろいろな面で支援してきた。その中には、国の戦略的計画を技術的な支援、HIV/AIDS患者の防止と管理のためのガイドラインの発展、日和見主義的感染の効果的管理のための実験的診療施設の強化、母親と子供の健康プログラムを実施する医療スタッフの能力開発、などが含まれる。

 NACPの関係者によれば、ブータンは現在、オプションB+の処置を採用しており、すべての妊娠した女性にHIVビールスについての検査をする管理法を取っている。このことは、すべての妊娠した女性がCD4のカウントに関係なく、生きるための3度の薬物治療を行うことを意味する。以前は、CD4のカウントがしきい値より低いときのみ、HIVを保持した妊娠した女性にたいして、長生の処置が始められていた。

 しかし、アンチ-レトロウィルス治療の早期開始の効果を学んだ後、ブータンはCD4のカウントに関係なく、妊娠したHIVビールスの保菌者のすべての女性の治療のために、WHOの勧告を採用したと、関係者は述べた。

 ブータンにおけるPMTCT計画の重要性を確認して、ブータンは2020年までのHIVの母子感染を絶滅させることを、2012年の12月1日の世界AIDSの日において誓約した。

 PMTCTはまた、保健省の年間活動協定の重要指標の一つに選ばれた。

 「HIVとSTLの検査機関が2013年にBHU(基本医療ユニット)のレベルで導入され、現在すべての出生前診察(ANC)出席者は、ルーティンとしてのANC検査の間に、決められたHIVとSTIの検査が提供される」とナムゲィ・ツェリン氏は述べた。「現在、国全体で妊娠女性に対するHIVとSTIの検査の普及率は90%よりは小さい」

 進展はしているが、改善の余地はある。避妊方法の利用が増加している中で、保健センターからの報告によっては、コンドームの利用が著しく低い、とNACPの職員が言う。保健省が直面する重要な問題は、妊娠した女性の再調査介入についての追跡調査とその低い受け入れ率である。

 一般人口(15-49歳)におけるHIV/AIDS)についての総合的な知識レベルの低さによって、リストアップされたすべての妊娠女性が、出生前相談にタイミング良く出席することはなく、ブータンでは希ではあるが、遅れた検診によって感染を回避するための介入処置の効果を減少させている。

 6月7日の時点で、国中でHIV/AIDSの492人の患者が報告されていて、その内252人が男性で240人が女性である。患者の88%が、20から49歳までの若い年齢の範囲にある。すべての報告された患者の5%が50歳以上で、その中に1人の74歳の患者が、定期的な検診で診断された。

 今日において、34の母子感染の症例が報告され、全報告数の90%が非安全な性活動に起因するものである。

 保健職員によれば、定義的医療検診と任意の問診と検査がHIV診断の主なものである。

 まとめて、386人が現在HIVビールスの保菌者がいるが、その内19人はブータンを去った非ブータン人であり、ひとりは国外に住んでいるブータン人である。86人は亡くなり、250人が長生のART(抗レトロウィルス治療)に登録されて、その内29人が亡くなった。

 今年からブータンは、すべてのHIVポジティブの個人は、CD4のカウントに関係なく、治療を行う政策を採ると、保健省の職員が語った。さらに、ブータンは脆弱性の状況に基づいた人口グループに対応したTasP(感染の防止処置)を実行する。例えば、血清不調和夫婦、女性の性労働者、MSM(男性同士の性活動者)とトランスジェンダーの人たち、それに性労働者の顧客に対し、TasPが始められる。

 これらの対策によって、反エイズの目標としての「90-90-90達成目標」についての現象的変化がもたらされると期待される、と保健省職員は言う。ここで、「90-90-90達成目標」とは、人々の90%の人が自分のHIVの状態を知っている、感染者の90%の人が治療を行っている、そのうちの90%の人が治療でビールスの抑制が達成されている、などのことを意味する。

 母親から子供へのHIV感染の防止は、国の最も高い優先度を持っているとWHOの職員が述べた。「今日、我々は広域的と地域的な戦略の方向で、ゼロ小児HIVを達成するための診断と治療の手段を持っている」とスライ・M・シュレスタ博士は述べた。

 HIVポジティブのすべての女性が早期に見つけられ、管理されることが実現されるように、HIVのカウンセリングと検査センターの拡張と設立、すべての基本保健ユニットのなかでのHIV早い診断検査設備の規模拡大が、子供への感染を防止するために、なされてきた。

キンガ・デマ

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